「売上2倍」と「利益2倍」・・・どちらも現状からの大きな飛躍を想起させる魅力的な言葉です。ですが、一般的には「利益2倍」の方が実現可能性が高く、かつ次の成長への元手となる資本を残すことができるため、まず目指すべき目標としてより適しています。「利益増⇒再投資⇒売上・利益増⇒再投資⇒・・・」の成長サイクルを意図的に創出・加速させ、持続的な成長を実現することで、結果的に「売上2倍」も達成することにつながっていきます。
しかし残念ながら、「信頼に値する企業や製品・サービス」が自動的に評価され、高い対価を得られるというわけではありません。世の中で提唱されている、特に持続可能性に着目した経営論では、信頼性を向上すれば顧客がそれを評価し、より高い対価を支払ってくれることを半ば前提としていますが、実際には単なるコスト増で終わってしまっているケースが少なくありません。構築した信頼を、最終的に対価に変えるための具体的な戦略や施策が欠けているためです。
最終的に利益2倍を実現するために、改善すべき数値の特定や具体的施策の検討を行います。これにより、”信頼”を活用して利益2倍を目指す取り組みを、一つひとつの施策に落とし込むことができます。